仕事に飽きたら

動物病院を開業している先生と話をしていると、開業して15年くらいたった頃から、少し仕事が飽きてきた、といわれる方がいます。

他の方でも、口に出さないだけで、実際にはちょっとマンネリ化してきた、と感じている方は多いのではないでしょうか?

私もその一人でした。

朝の気分に注目してみる

朝目覚めたときの気分はどうですか?

私は開業して15年くらい経った頃、どうもすっきりしないなということが続くようになりました。

もっと前からそうなっていたけど、気づかなかっただけかもしれません。

最初は年齢のせいで疲れが取れづらくなっているのかな、と思っていました。

自分の気持をノートに書き出してみる

自分の気持って、わかっているようでわかっていないことが多いと思います。

私もなんでこんなに嫌な気分になるのか、本当のところは自分でもよくわかりませんでした。

仕事上のトラブルも特にはなく、経営的にも安定していたので、外側からみたら特に悩むこともないように思えました。

そんなとき、YouTubeでだれかが、自分の気持をノートに書き出してみるのがおすすめ、と話ているのを耳にしたのです。

私は早速その日から毎日、今自分が思っていることを正直にノートに書いてみました。

誰にも見られることのないノートですが、それでも最初は本音を吐き出すことに、ためらいがあったのが事実です。

しかし、体裁を繕っていては効果は半減です。

思いきって、書きなぐるように本音を出していくと、私の中に2つのキーワードが浮かんできました。

それは、怒りと飽きです。

怒りに関しては、今回は置いておきます。

朝の目覚めが悪く、仕事が嫌になってきた大きな原因が「もう飽きた」ということだったと私は気づいたのです。

「飽きた」を放っておかない

気づけたのはよかったのですが、私はその「飽き」をしばらく放置していました。

なんの対策も打たなかったのです。

すると、どうなったか。

ますます、仕事に行くのが嫌になってしまいました。

私には、職場に朝はやく行き、周辺を散歩する習慣がありました。

ある日、いつものように散歩をして職場に戻ろうとしたとき、体に異変が起きました。

足が一歩も前に出せなくなったのです

これには驚いたと同時に焦りました。

金縛り?

と思いましたが、そんな経験は過去に一度もありまえん。

呼吸を整え、気持ちを落ち着かせるとなんとか、足を出せるようになり、無事職場に戻ることができました。

このことがあってから私は、もうちょっとしっかり自分の気持と向き合わないと、仕事を続けられなくなるんじゃないかと思うようになったのです。

日常にほんのちょっとの変化をとりいれる

飽き、に対抗するといっては変ですが、私は日常に変化をもたらす工夫をすることにしました。

引っ越しは気分を変えるのに最強の方法、などといわれますが、実際引っ越すとなると大変です。

そこで、私は職場においてある小物や、自宅のカーテンなどあまり大変ではないところを変えてみることにしました。

休日はいつもとは違うお店でランチをしたり、生活に変化を取り入れてみたのです。

正直にいうと、これらのことをしてもすぐには気分はかわりませんでした。

しかし、変化を意識していると徐々に気持ちが前向きになっていくように感じられてきたのです。

それまでの私は変化が嫌いでした。

携帯も変えたくなかったし、仕事のやり方も変えたくありませんでした。

めんどくさいことになったら嫌だな、という気持ちが強かったんだと思います。

でも、今は変化を積極的に受け入れています。

「飽き」を感じたらチャンスです。

新しいなにかをする時期がきたということです。

なんだか最近飽きてきたな、と感じたら少し動いてみてはどうでしょうか?

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